うつし世も夢路となれり春の宵


by shione48
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離見の見

■花鏡
また舞に、目前心後といふことあり。
「目を前に見て、心を後ろに置け」となり。
見所より見る所の風姿は、我が離見なり。
しかればわが眼の見るところは、我見なり。離見の見にはあらず。

離見の見にて見るところは、すなはち見所同心の見なり。
その時は、我が姿を見得するなり。

後ろ姿を覚えねば、姿の俗なるところをわきまえず。
さるほどに離見の見にて見所同見となりて、
不及目の身所まで見智して、五体相応の幽姿をなすべし。
これすなわち、「心を後ろに置く」にてあらずや。


■風姿花傳
秘すれば花。秘せずば花なるべからず。
されば、この道を究め終りて見れば、花とて別には無きものなり。
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by shione48 | 2008-05-20 03:57 | calme