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うつし世も夢路となれり春の宵


by shione48
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両親が上京し、初日うちに一泊。

金曜夜から大掃除、土曜朝から洗濯機まわし続け、
その後、食事のメニュー考えつつ、商店街へ。
帰宅して、さー、もう一度買い物に、って思ったら両親到着!

昼ごはん食べたあと、ちょっと休憩し、
その後、両親は庭に出て、芝や植木の手入れを。

私は一息つきながら、お酒飲んだら、
急に具合が悪くなりダウン。

あれもしよう、これもしよう、
色んな話して、色んな話聞きながら、
お料理作って、シャンパン開けて、
父の2回目の退職のお祝いをしよう、
という予定だったのに、全部パア。

Ralphは心配して私をぺろぺろなめてくれ、
散歩は父が連れて行ってくれ、ご飯は母が作ってくれた。

私が作るはずだった晩餐、母が自分で作り父と食べてくれ、
お風呂も沸かして入ってくれ、布団も自分たちで出してくれ、
ウンウンと苦しんでいる私をパジャマ着替えもせずに
夕方から明け方まで、ずっと看病してくれた。

有難くて、情けなくて、涙が出た。

朝、回復した私に母が言った。
「あなたは一人じゃ生きられないわねー。
お母さんたちが毎回看病なんかできないんだから、
いい人を見つけて結婚しなさい。」

体調管理の甘い娘を叱るどころか、そんなことを。
ほろり、ときた。

親は親なんだなあ。
物心ついてから大学に入るまでずーっと反抗してきたし、
社会に出てからも心配ばかりかけてきた。
でも、そんな私をずっと見守ってきてくれた。

親の愛をしみじみと感じ、
母と父の子として産まれてきてよかった、
と思った。
有難い親だなあ、と思った。

私は何故か一人だととても寂しくなり、常に誰かと付き合ってきて、
その結果、失敗ばかりしてきた。
でも、寂しがる必要なんてなかったんだ。
私は親に愛されていた。
Ralphだっている。

なにかがストンと抜け落ちた。
by shione48 | 2005-04-03 21:39 | famille